20年以上前、上海出身者と福建出身者が日本にまず入り、日本の中国人コミュニティの歴史を塗り替えた。21世紀に入り、日本を生活と仕事の新たな拠点とする東北3省の出身者が増えている。今年1月1日の時点で、遼寧省出身の在日中国人は10万6420人を数え、在日人口10万人を初めて突破した省となった。現在、遼寧省・吉林省・黒龍江省の東北3省出身の在日人口は22万8588人にのぼり、在日中国人全体の34.9%を占める。つまり在日中国人の3人に1人が東北出身者なのだ。日本中文導報が伝えた。
日本の法務省がこのほど発表した「08年登録外国人統計表」によると、在日中国人は65万5377人、在日外国人の約3人に1人が中国人。中国人のうち、人数が最も多いのが遼寧省の10万6420人、初めて10万人の大台を突破した。次に黒龍江省の6万7363人と続き、上海が5万8729人で3位、山東省が5万8045人で4位、吉林省が5万4805人で5位、福建省が5万3699人で6位だった。
日本の労働力不足に伴い、東北各地の労働力の来日研修・実習が増え、遼寧省大連市などのIT人材も次々と日本に入っている。研修生、実習生、そしてIT人材を中心とした中国人労働力がすでに在日中国人社会の重要な光景となっている。統計資料によれば、08年に人数が最も増加したのは遼寧省出身者で1年に8656人も増加した。次に山東省出身者で8372人、第3が福建省出身者で6159人、第4が黒龍江省出身者で4925人、第5が吉林省出身者で3065人の増加だった。
「人民網日本語版」2009年9月22日 |