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日本の防衛相「中国を日本の脅威と考えたことはない」
発信時間: 2009-11-30 | チャイナネット

現在発売中の「中国新聞週刊」の日本語版「月間中国NEWS」に、張一帆編集長による日本の北沢俊美防衛相への独占インタビューが掲載されている。この中で北沢防衛相は「現在日本は中国ときちんとした友好関係を結び、この関係を非常に大切にしている。わたしは、中国を日本の脅威と考えたことはない」と強調している。「中国新聞網」が伝えた。

現在71歳の北沢防衛相は今年9月に発足した鳩山政権に、初めて主要閣僚として入閣した。就任後間もなく中国の建国60周年祝賀式典をテレビで見た北沢防衛相は、「アジア、さらには世界の大国としての中国の気勢を実感した」と、中国の軍事パレードの凄さを心から讃嘆した。また、軍事パレードに登場した軍事装備から、中国の軍事力の進歩が感じられたと指摘した。

北沢防衛相は、現在の世界・アジア太平洋情勢の下、中国が技術革新の中で空と海の軍事力を不断に強化することは完全に理解できると表明。「各国の国情は異なるので、わたしが中国の国防政策についてとやかく言うことはない」「付き合う中で互いの関係中の合理性を感じることは非常に大事だ」と述べた。

北沢防衛相は27日、日本を公式友好訪問中の中国の梁光烈国防部長と会談し、9つの合意を含む共同プレス発表を出した。共同プレス発表では、北沢防衛相の2010年内の訪中、陸上自衛隊参謀長や海上自衛隊練習艦隊の2010年内の訪中、中国人民解放軍大軍区と陸上自衛隊の交流の全面的な実施、海上合同救援訓練の適切な時期の実施----などが打ち出された。

就任からまだわずか2カ月余りであるにもかかわらず、北沢防衛相は中国側との共同の努力を通じて、中日防衛交流をこれまでにない幅と深みのあるものへと発展させた。これについて北沢防衛相は「中日の交流継続は、相互理解の強化に非常に重要だ。こうした日中防衛交流の良い機会を、われわれはしっかりと大切にしていかなければならない」と表明した。

「人民網日本語版」2009年11月30日

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