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japanese.china.org.cn | 13. 12. 2014 |
南京大虐殺犠牲者国家公祭日を迎えるにあたって、南京市では現在、大虐殺の犠牲者の家族のための初の供養式典が行われている。残された家族の77年にわたる辛い記憶がこれを機によみがえっている。生き残った者にとって、「家」の半分は、犠牲者の氏名が黒字で刻まれた記念館の「嘆きの壁」にあり、もう半分は、思い出のまとわりついた現実の中にあると言えるかもしれない。南京大虐殺から77年が経ち、当時生まれたばかりの赤ちゃんももう77歳になる。大虐殺記念館の統計によると、今年年初以降、南京大虐殺の体験者のうち少なくとも21人がこの世を去った。存命の生存者も100人余りを残すのみとなり、その平均年齢は80歳を超え、人数は毎年減っている。記者はこのたび、南京大虐殺の生存者の何人かに会い、その暮らしぶりに触れる機会を得た。家族が犠牲となった地点を彼らと訪ね、癒やすことのできないその傷を感じた。「生き残りの記憶」を写真とともにたどる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月13日
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