日本軍は1937年12月、南京を攻撃・占領した。当時9歳だった常志強さんは、父と弟が日本軍に銃殺され、姉が強姦・殺害され、胸を刺された母が2歳の弟に最後の乳をふくませて死ぬのを見た。常志強さんは驚きの余り気を失い、それが功して命を取り留めたという。

写真左上：家族が日本軍に殺された情景を語る

写真右上：家で新聞を眺める常さん

写真右中：日本軍に家族を殺害された南京小王府巷の一角を指差す

写真左下：犠牲となった家族に虐殺記念館の供養式で娘の常小梅さんと花を捧げる

写真下中：記念館の「嘆きの壁」には亡くなった家族の名が刻まれている（戴は常さんの元の姓）

写真右下：「嘆きの壁」の前で記念撮影。左から、孫・李帆超さん、嫁・夏桂芳さん、ひ孫・姚思遠さん、常志強さん、娘・常小梅さん、婿・李貴清さん