概要
中国人民解放軍は1927年8月1日に創設され、現在まで88年の歴史がある。当初は陸軍だけで構成されていた。「中国工農革命軍」「中国工農紅軍」「八路軍」「新四軍」などの段階を経て、1946年10月に中国人民解放軍と改称された。
主要兵種紹介
中国人民解放軍陸軍は主に、歩兵(自動車化歩兵、機械化歩兵)、砲兵(地面砲兵、高射砲兵)、装甲兵、工兵、通信兵、防化兵(化学兵器防御)、偵察兵、電子対抗、自動車兵、測量兵、気象兵などの専門部隊からなる。
中国人民解放軍陸軍編制
中国人民解放軍陸軍の編制序列は、軍種本部、集団軍、師、旅、団、営、連、排、班である。
詳細紹介
中国人民解放軍陸軍は人民解放軍の主要軍種であり、陸上作戦の主力である。また人民解放軍の各軍兵種のうち歴史が最も長く、中華人民共和国の建国前後の戦闘において最も顕著な役割を演じ、社会主義近代化建設と各種の緊急災害救助における中堅的な力となっている。
解放軍陸軍は7つの軍区、18の集団軍、37の師、67の独立した団と旅から構成され、総兵力は約85万人に達する。各軍区の下には2つないしは3つの集団軍が設けられ、国内の特定地区に駐留されている。各集団軍は3万から6万の兵力を有している。
解放軍の主要作戦部隊には、9の装甲師と25の歩兵師(そのうち2つは水陸両用任務を担う)、3つの砲兵師が含まれる。33の歩兵旅と9の装甲旅、15の砲兵旅、10のヘリコプター団がある。すべての歩兵は機動化歩兵に属し、半分近くは機械化歩兵であり、装甲兵員輸送車とタンクが配備されている。
解放軍陸軍は、7000台のタンクと7500台の装甲兵員輸送車を配備し、2万門の火砲と400機のヘリコプターを保有している。
陸軍は、担っている任務に応じて、野戦機動部隊と海防部隊(沿岸防備)、辺防部隊(国境防備)に分かれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月30日