「金津流野手崎獅子躍」は「鹿踊」の一つである。鹿踊は鹿をモチーフにしており、かつて鹿などの野獣を狩猟して生活していた東北地方の先人たちの食物への感謝や供養が踊りの元になったと言われている。踊り手は8人一組になり、本物の鹿の角をつけた鹿頭をかぶり、腰に太鼓をつけ、背中にササラという長さ3メートルほどの竹を背負い、歌をうたいながら激しく踊る。主に、お盆に集落の家々を回り亡くなった人を供養したり、秋祭りに豊作を祝うときに踊る。