6月27日、習近平国家主席は大阪で安倍晋三首相と会談した
6月28日、G20大阪サミットが今日開幕した。その前日の27日、来日した習近平国家主席は安倍晋三首相と会談し、「中日民間友好交流の積極的展開、相互理解の増進、民心の疎通の促進の同意」を含む10つの項目についてコンセンサスを得た。今年の「中日青少年交流促進年」をきっかけに、修学旅行などで内容豊富で多彩な相互訪問交流を積極的に展開し、様々な場で友好の種がまかれることが望まれる。
来日前に習主席は「Panda杯 全日本青年作文コンクール」受賞者の中島大地さんから送られた手紙に、「両国関係の美しい明日のため、両国青年には積極的に貢献してほしい」と返信。中国の国家主席が日本の青年に宛てた返信ということで、大きな注目を集めた。当然中島さんのもとには各メディアからの取材申し込みが殺到したが、『人民中国』の取材に真っ先に応じてくれた。
この返信はまさに習主席がまいた「友好の種」だ。感激などという単純な言葉では済まされないものが、中島さんの胸には去来しただろう。習主席からの手紙に何を思ったか、手紙を読み、両国青年の未来に託されたものについて何を感じたか。様々な思いについてたっぷりと語ってもらった。
「ウソでしょ?」スマホ片手にしばし呆然
「まさか習主席からお返事があるとは思わなかったです。本当に光栄です」
返信から2日経った今も。中島さんは驚きと喜びを隠しきれないといった様子で、満面の笑みをたたえた。
「習主席にお手紙を書いた時は、返事が来るとは夢にも思いませんでした。返信のことを最初に教えてくれたのは中国の友達でした。記事のウイーチャットを転送してくれて、一緒に喜んでくれました」