両国政府は2019年を「中日青少年交流促進年」と定めた。4月14日には北京で開幕式が行われ、中日両国の来賓が青年交流に熱い期待を寄せた
今年4月に大学を卒業して就職した中島さん。今後はどんな形で両国の交流関係事業に関われるかはわからないが、中日間の青年交流と相互理解には力を貸したいと意欲を見せる。「まだ就職して社会人になったばかりなので、将来のことはよくわかりませんが、微力ながら日中両国の相互理解を深めるための活動には関わっていきたいと思っています。目覚ましい経済発展を見せる中国は、文化方面でもたくさんの魅力的な作品が作られています。私は今、児童書や絵本の出版社に勤めていますが、今、中国では日本の絵本がとても人気です。中国の出版社も面白い作品をたくさん出しているので、中国の作品を日本に紹介したいとも思っています」
「今回のことは一生の宝物です」と語る中島さんへの取材が行われたのは、梅雨のさなかで小雨が降る日の午後だった。梅雨の恵みが田畑を潤すように、両国の若者の相互理解と長きにわたる友情の木は、恵みの雨ですくすくと成長するはずだ。そして中日関係の未来は、両国青年の友好という恵みの雨で大輪の花を咲かせるだろう。習主席が中日両国の若者に託した思いは、恵みの雨を受けていま、育ち始めた。(文:続昕宇)
人民中国インターネット版 2019年6月29日