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japanese.china.org.cn |27. 05. 2021

在日ウイグル族青年が語る故郷・新疆

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いつか現地を案内したい

しかし、講演の収穫は決して少なくなかったようだ。「4月29日の講演会のあと、カナダ在住の日本人からメッセージをもらいました。私の講演がとても印象深かったこと、将来機会があれば新疆に旅行したいとのことでした。こうしたメッセージをもらうととても元気付けられます。また、中国問題を研究する大学教授から連絡をもらい、いずれ一緒にテレビ番組に出演し、話をもっと広く伝えられるプラットフォームで真の新疆について紹介してほしいとも言われました」。将来の計画について聞くと、パルチさんは笑いながら「私の講演を聞いたあと、少しでも新疆に対する偏見を払拭し、メディアで見る新疆が本当の新疆なのかと考えるようになる人がいさえすれば、私の話は価値あるものになります。ですから悪意あるメッセージなど怖くはありません。私はこうした活動を続け、新疆をより良くするために自分の力を尽くしたいと思っています」と決心を語った。

来日4年目のパルチさんは日本の生活に馴染むとともに、家族が集まる祭日を迎えるたびに古里への思いが募るが、19年から始まった新型コロナウイルスの流行は中日両国間の人的往来に大きな障害となり、パルチさんもずっと帰国ができないでいる。「ウィーチャットやビデオ通話で家族と連絡をとってはいますが、やはり会いたい。コロナが落ち着いたら、帰国して家族と一緒に中国のあちこちを車で回りたい。その時には日本の友達にも新疆に来てもらい、美しい私の古里や優しい人々を自分の目で見てもらいたい」。そう話すパルチさんの目は生き生きと輝いていた。(王朝陽=文)


人民中国インターネット版 2021527


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