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japanese.china.org.cn |31. 05. 2022

新型コロナとの闘い 上海で活躍する日本人の物語

タグ: 新型コロナ
人民中国  |  2022-05-31

  


3輪トラックに乗ってPCR検査の検体採取所に向かう寺崎さん 

「最初はつまらないと感じましたが、私は医師免許を持つ中医学医師なので、中医学の理念を持って検体採取の仕事に向き合うようになってからは、以前とは全く違う感じがしています」と言う寺崎さん、スワブで咽頭をぬぐって粘液を採取する時、舌質と舌苔を観察して、「この方は舌苔がやや黄膩(黄色がかっていて粘り気がある状態)で、湿熱体質ではないか。この方の舌質はやや黒くて瘀斑があり、血瘀(血の巡りが悪い状態)体質ではないか」といったふうに、ひそかに「舌診」を行っているのだという。 

PCR検査に数十回参加し、寺崎さんは居民委員会と不動産管理会社のスタッフやボランティア、各地の医療従事者に出会った。「新型コロナ対策でみんなが力を尽くして、一致団結しています。その精神に心から感動しました」と寺崎さんは語る。 

  

コミュニティ内の臨時理髪店 

長引く在宅生活で、散髪は多くの住民にとって切実な悩み事だ。そんな中、上海在住19年になる日本人美容師の安東泰一さんはコミュニティー内で臨時理髪店を開き、無料で近所の人々にサービスを提供している。 

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