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japanese.china.org.cn |23. 05. 2023 |
G7広島サミット ①偽善的な米日、「非核」をショーに利用
「戦争反対!」「サミットを粉砕せよ!」日本とその他の国の平和を愛する市民が21日、日本の広島で大規模な集会・デモ行進を行った。
「長者クラブ」である主要7カ国(G7)サミット(会期は3日)が同日、広島で閉幕した。代表国の米国と議長国の日本は下心を抱き、私的な狙いを差し挟んだ。その狙いとは何か、どんな下心を持っているか、なぜ抗議者があれほど憤っていたのかを、次の3つの細部から見ていこう。
・偽善的な米日、「非核」をショーに利用
日本は広島でG7サミットを開催し、さらにわざわざ首脳を広島平和記念公園と広島平和記念資料館に招待し、いわゆる「核のない世界」のアピールを勢いづけた。
抗議者が21日、広島の袋町公園でG7サミットに抗議するプラカードを掲げた。新華社記者・張笑宇撮影
中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は記者に、「日本は今回のG7サミットで散々心を砕き、首脳を見学に招待し、原爆被害者と面談させた。悲惨さをアピールする一方で、歴史的な経緯を意図的に無視し、自国の侵略の歴史の印象を薄め、美化し、さらには否定している。核のない世界を求めると称しながら、米国の核の傘を捨てようとしていない」と述べた。
日本の綿密な計算に対して、米国もうわべだけ調子を合わせた。
「東京新聞」の報道によると、オバマ米大統領(当時)が2016年に広島平和記念資料館を訪問した際には館内に入らず、ロビーに飾られていた折り鶴を目にし、時間を10分費やしただけで立ち去ったという。これは当時の日本政府を落胆させた。そこで日本側は今回、ロビーに重要な展示品を置き、首脳と被爆者の面談を計画し、さらに首脳に芳名録に記帳させた。
G7首脳は今回、資料館で滞在したが、その全過程は完全に非公開だ。日本の外務省が公開したバイデン米大統領の芳名録の内容も、「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように」と曖昧だ。
皮肉なことに、バイデン米大統領が広島平和記念公園を訪問した際に、米政府関係者が雨のなか終始随行し、いわゆる「核のボタン」と呼ばれる黒いかばんを持っていた。米海軍のニミッツ級原子力空母がサミットの会期中、佐世保基地に停泊していた。
市民が17日、日本の広島で抗議活動を行い、G7サミットに反対した。日本は多くの警官を派遣し対応。新華社記者・張笑宇撮影
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月23日