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中国に矛先を向けるクアッドは存続できず

中国網日本語版  |  2024-09-23

中国に矛先を向けるクアッドは存続できず。

タグ:クアッド首脳会合 米日印豪 インド 太平洋

発信時間:2024-09-23 15:51:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米日印豪の首脳は米現地時間21、22日に「クアッド首脳会合」を開いた。ブリンケン米国務長官はその冒頭、1つ目の議題「中国」を発表した。

西側メディアはこれまで、会合は「高圧的な中国に対応」と声を張り上げていたが、ドアを閉じ「中国の脅威」と「インド太平洋の危機」の喧伝を続けるだけで、クアッドは新たに実質的なモノを出していない。いわゆる沿岸警備隊の任務を共同で実施するとは、長く計画されてきたことだ。クアッドが対外的に宣伝する地域の「自由と開放」への貢献については、空虚で雲をつかむようなものだ。

クアッドのうち3カ国が選挙を迎えていることから、今回の会合は4カ国の現職の首脳による最後の会合になる。米政府は当然ながらこの時期に政治的レガシーを残したがっており、その他の3カ国も米国に追随し社交辞令を述べたと分析されている。ところが「Nikkei Asia」を含む多くの海外メディアは、4カ国が今後も関連枠組み内で緊密な連携を維持できるかは懸案事項で、「喧伝ではクアッドの生存の危機を隠せない」と指摘した。

クアッドは「インド太平洋戦略」を象徴する事業で、米国が「再開」を主導してから3年になる。ところが「世界的な挑戦」に対応するため発足した6つのワーキンググループはほとんど具体的な進展を手にしておらず、対話は方向性を見失ったかのようだ。これは考えるまでもない、極めて正常なことだ。地域内で安全面で中国を抑制し、経済面で中国を排除しようとする小グループは、口先で「自由で開かれたインド太平洋を構築」と調子のいいことを唱えながら、地域事業に乱暴に干渉している。これは時代の流れに逆らい、地域諸国の願いにも背いている。

クアッドの現況は、米国による近年の中国周辺における排他的な「小グループ」の寄せ集めの縮図だ。西側、特に米国メディアはクアッドの発展が米国の予想に及ばなかったのは、インドの「独立と自主」のせいとしている。インドが常に米国との関係を利用し自国の利益を手にし、この「戦略的同盟」の概念を破壊したというのだ。実際に米国を含む4カ国のうち、中国を向く際に現実的な国益を考えない国はあるだろうか。実際に中国とのデカップリングや中国排除ができている国はあるだろうか。中国は地域内の圧倒的多数の国の主な貿易パートナーであり、中国はまた地域の平和・安定の主な貢献者でもある。中国不在で安全や発展を語っても、それは何ら実質的意義を生まない空論でしかない。ましてや人為的に緊張をこしらえ、中国との対抗を煽っても人心を得ることはない。

米国は平和と協力というアジア太平洋の大きな流れに一日も早く戻るべきだ。米国は「新冷戦」を求めず、同盟関係の強化により中国に反対することを求めないと早くから約束している。米国が言行一致するか、中国だけでなく国際社会も見ている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月23日

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