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「日本学刊」創刊40周年記念 学術誌の革新的発展と日本研究方法シンポジウムが北京で開催

中国網日本語版  |  2025-07-31

「日本学刊」創刊40周年記念 学術誌の革新的発展と日本研究方法シンポジウムが北京で開催。

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発信時間:2025-07-31 09:34:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国社会科学院日本研究所「日本学刊」編集部主催による「『日本学刊』創刊40周年記念 学術誌の革新的発展と日本研究方法シンポジウム」が7月30日、北京で開催された。日本関連問題を研究する約20名の研究員、教授、学術誌編集長らが参加し、新たな情勢下における学術誌の革新的発展の新たな方向性、文明間の相互理解と国家戦略支援において学術誌が果たす機能の向上、中国の視点に立った日本研究の学術的継承とパラダイム変革、学術誌の発展が担う時代的使命と学術的価値などについて活発に議論・交流した。

「日本学刊」編集長で社会科学院日本研究所所長の楊伯江氏はシンポジウムで、「現在の世界で百年になかった大変局が加速度的に進行し、学術的価値認識の差異化、デジタルトランスフォーメーションに伴う変革の痛みが続く中、日本でも多様な変化と不確実性が増加している。『日本学刊』の発展も新たな機会と課題に直面している」と指摘。これに対し、「日本学刊」は自己革新の良好な伝統を堅持しており、イノベーションを通じて発展を促進し、特色ある専門研究のプログラムを数多く創出している。さらに、「日本研究青年学者フォーラム」を創設し、若手研究者らに高水準の学術プラットフォームを提供することで相互交流を強化し、学術的視野を広げ、日本の研究に携わる若手人材を育成し、中国における日本研究の持続可能な発展を促進している。また2019年には、「長期的視点での日本研究」に焦点を合わせる「日本文論」を創刊。長期的な視点、広範な視野、深い分析、学際的手法を用いて日本及び中日関係を深く解析しているという。

社会科学院日本研究所の張季風研究員は、「中国独自の知識体系に基づく日本研究及び日本経済研究システムの構築と、日本経済研究における『中国学派』と学術体系の形成について、責任は重く道ははるか遠いと感じている。学界の関係者が一層の努力を重ねる必要がある」と述べた。

「日本学刊」の前身は1985年5月20日に創刊された「日本問題」で、1991年1月に現在の誌名に変更された。時代の洗礼を受けながら、2025年3月までに累計240号を刊行。今年で「不惑の年」を迎えた同誌は、中国における日本研究の深化と発展を間近で見守ってきた。  

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月31日

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