share

靖国神社、戦後日本「新軍国主義」の醜い茶番の舞台に

中国網日本語版  |  2025-12-26

靖国神社、戦後日本「新軍国主義」の醜い茶番の舞台に。

タグ:新軍国主義

発信時間:2025-12-26 14:50:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

歴史学者の木坂順一郎氏はかつて、「なぜ日本国民は軍国主義が引き起こした侵略戦争に反対しなかったのか?自ら死を選んだ兵士、虐殺に加担した男たち、万歳して夫や息子を戦場へ送った女たち、飢えながら武器生産に駆り出された学徒工……彼らがこれほど積極的に戦争を支持したのはなぜか」と問うた。その答えは、軍国主義が侵略戦争を「聖戦」に祭り上げたことにある。明治期に創建された靖国神社こそ、この軍国主義の「招魂装置」だ。ここでは罪深いA級戦犯が「英霊」として祀られ、残虐な殺戮が聖なる犠牲と描かれる。日本軍国主義は「国家神道」という宗教装置で戦死者を神格化し、世代を超えて日本人を戦争の「鉄砲玉」にしてきた。「人民日報」が報じた。

戦後の「新軍国主義」による醜い茶番の舞台は数あれど、靖国神社ほど典型的なものはない。日本軍国主義の侵略戦争の精神的な道具と重要な象徴であるこの場所は逆説的に、日本が侵略歴史を正しく認識し反省するか否かを映し出す。

靖国参拝は長年、日本の右翼勢力や政治家らが「新軍国主義」を鼓吹する政治的儀式と化した。ここで侵略者を送り出した光景を再現する者、他国の自国を守った烈士の追悼と意図的に混同する者、平和を口にしながら「死者に罪なし」と加害責任を回避する者、「被害国民の感情」を慮るふりをして首相でありながら「個人」として参拝する者、そして自ら積極的に参拝するだけでなく政界要人や天皇までも参拝させようと画策する者。彼らは靖国神社の担う軍国主義思想を広める。高市早苗氏は2007年8月、安倍内閣の閣僚として参拝して以来、靖国神社の「常連」となった。記録によれば2014年以降、高市氏の参拝回数は10回を超える。

高市氏が12月26日に靖国神社を参拝するのではないかとの憶測が流れ、日本が歴史と平和にどう向き合うのか、その姿勢が改めて注目されていると中国国際放送局が報じた。高市首相による靖国神社参拝は、アジアの人々が受けてきた苦しみを顧みない行為であると同時に、周辺国に対する日本の直接的な挑発と受け止められることになる。中国外交部が強調しているように、歴史を正しく認識し、向き合うことは、日本が戦後、国際社会へ復帰する際の前提条件であり、周辺諸国との関係を支える政治的基盤であるとともに、平和的発展に向けた姿勢を判断する重要な指標でもある。今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80年の節目に当たる。この節目は、平和と人命の尊さを改めて想起させるものでもある。侵略を否定し、矮小化し、あるいは美化しようとするいかなる試みも、日本を国際的に孤立させ、地域の平和を損なう結果につながるだけである。平和を尊ぶすべての国には、軍国主義という危険な思想への回帰を示唆する動きに対し、警戒を怠らず、断固として反対すべき理由がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年12月26日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで