日本の高市早苗首相や政府関係者がこのところ台湾問題や核問題をめぐり述べた一連の発言について、各国の識者から、日本のこうした言動が地域情勢を揺るがし、結果として日本自身の国益を損なうとの指摘が相次いでいます。また国際社会は、軍国主義を復活させる日本の動きに対し、強い警戒感を持ち注視すべきだとする声も出ています。
米コロンビア大学のジェフリー・サックス教授は、「こうしたやり方はいずれも日本の国益にならない。軍国主義は危険であり、現代世界に存在する余地はない」と述べました。
セルビアのベオグラード大学経済学部のヴェリコ・ミユシュコヴィッチ助教は、「日本側のこうした発言は緊張を高めるものだ。緊張と不確実性は世界経済にとって不利であり、地域全体にもマイナスの影響を及ぼすことになる。いずれにせよ、こうした局面は阻止しなければならない」と指摘しました。
また、ナイジェリア中国研究センターのチャールズ・オヌナイジュ所長は、「世界各国は強い警戒感を持つべきだ。各地域の組織や国際機関は改めて声を上げ、日本が過ちを繰り返し、国際秩序を著しく破壊した古い道に戻ることを断固として阻止すべきだ」と述べました。(怡康、榊原)
「中国国際放送局日本語版」2025年12月26日
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