新境地に立つ中国経済、世界の視点

新境地に立つ中国経済、世界の視点。 「短期的な数字の変化よりも、中国経済の構造調整に注目している。消費の促進、技術革新の奨励、グリーン産業の推進、発展の地域間格差の是正などにどう取り組むかだ」。アルゼンチンのエコノミストであるグスタボ・ジラード氏は、中国の年に1度の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)は中国経済の深化を観察する機会だとし、今年は「新常態」での中国経済の改革の行方に注目していると語った…

タグ: 中国経済

発信時間: 2016-03-11 15:35:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国経済は試練に揉まれながら成長し、成果を上げているのは明白だ。2015年は、サービス業のGDPに占める比率が50.5%に上昇し、初めて50%を越えた。消費の経済成長への寄与率は66.4%に達し、投資と輸出に代わる第1の成長エンジンとなった。ハイテク産業と設備製造業の伸びが一般工業を上回った。

イリノイ工科大学Stuart School of Businessの経済学教授は、サービス業の成長が中国経済の構造変化の「力強い」象徴だと指摘した。

米国財務省の国際事務副部長も、中国の「新経済」の新たな力を認識している。過去3年間、中国のサービス業は工業を上回る成長を維持してきた。投資全体の伸びが鈍化するなか、サービス業と消費関連産業の投資は力強い成長を維持。一般家庭と政府の消費が15年の経済成長への寄与度が約3分の2に達した。小売消費が10%以上の伸びを維持するとともに、中国は世界最大の自動車市場となった。

「向こう1-2年は中国の経済安定、成長刺激の鍵となり、中国には重要なチャンスが到来する見込みだ」。Ernst & Young新興市場・グローバル政府公共部門のロン・マリク氏は期待を示す。

米イェール大学のスティーブン・ローチ研究員は、中国政府が経済のサービス業・内需主導型への転換を全力で進め、改革に注力すれば、中国は向こう5年間の年平均経済成長率6.5%の目標を実現できるとみている。

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