2017年は全面的な改革深化を掘り下げて推進する重要な一年、「第13次五カ年計画(2016-20年)」の実施の重要な一年であり、また中国共産党第19回全国代表大会が行われる年でもある。この重要な歴史の節目に中国で開かれる「全国両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議)は、世界から注目されている。新華網が両会の見所に関する調査を行い、ネットユーザーが最も関心を寄せる話題を選び出した。
国民生活の改革に期待、所得分配が注目の的に
一般人は国民生活面の改革の深化に期待を寄せている。これは両会の不変のキーワードだ。うち所得分配、環境保護、住宅価格調整、社会保障、公平な教育、食品・薬品安全、定年退職制度など、国民生活に関する話題が特に注目されている。
2016年には国家レベルの所得分配改革が相次いで打ち出され、改革のペースと政策の推進力が大幅に向上したが、同時に大きな課題に直面した。2017年に一般人の所得状況がどうなるか、所得分配制度の改革がいかに推進されるかは、多くのネットユーザーの注目の的になっている。
調査によると、住宅価格の調整への注目度は、昨年よりも大幅に上昇している。これは2016年に1・2級都市で住宅価格が軒並み高騰したことで、過去2年間で控えめにされていた住宅価格調整が、再び人々の注目を集めるようになったからだ。昨年9月以来の調整策により、住宅市場が圧力を受け、勢いを失っている。今年1月以来、地方で開かれた「両会」では、住宅価格調整の新たなシグナルが出された。