2016年の変化と不変

「新常態」においても変わらないのは何だろうか
第一に、庶民の収入の成長の傾向は変わっていない。2016年上半期、全国の住民一人当たりの可処分所得は1万1886元で、前年同期比の名目成長は8.7%、物価の影響を除いた実質成長は6.5%だった。このプロセスにおいて、農民の所得成長は都市を上回っている。

「新常態」の下で、いったい何が変わったのだろうか
第一に、中国の経済成長率が高速成長から中高速成長に転換した。2016年上半期、中国の経済成長率は6.7%だった。世界の主要エコノミーの中ではインドに次ぐ成長率である。米国経済は好調だと言われるが、2016年の第1・第2四半期の米国の経済成長率はそれぞれ0.8%と1.1%にすぎなかった。米国と比べれば、中国の経済成長率ははるかに高い。