中国の李克強首相は、20日、震災地・四川省の蘆山県で、震災対応会議を主宰した際、「当面、四川省の急務は人の救出と震災後の復興だ。この中、人の救出は急がなければならない。医療関係者を派遣して、負傷者を治療するほか、重態患者を適時に被災地以外の病院に運んで治療し、できるだけ死亡率と身体障害率の発生を減らしていく」と強調した。
李克強総理は、また「鉄道、交通などの関係部門は、テント、布団などの救援物質をいち早く震災地に運ぶ。次に、救援物質と資金の調達を確保し、二次災害による新たな死亡と負傷を防ぐ。そして、専門救助隊員をさらに200人増やし、救出作業の効率を上げていく。さらに、統一した効率の高い震災対策指揮体制を作り、地方政府、軍隊、武装警察、中央政府各部署などを科学的に調整し、協力しあう体制を作るよう」指示した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2013年4月21日