■中国:ゴールデンウィークは僅か3日間のプチ休暇
中国の国民がメーデーを祝うようになったのは、1918年に遡る。同年、革命知識人の一部が、上海、蘇州、杭州、漢口の各地で、一般大衆に「メーデー」のチラシを配った。
新中国の成立後、中央人民政府政務院(当時)は1949年12月、毎年5月1日をメーデーの法定祝日と定め、お休みとした。毎年この日、国を挙げてメーデーを祝賀し、国民は盛装を身にまとい、公園・劇場・広場に意気揚々と集い、さまざまな祝賀集会や文化・スポーツ関連娯楽イベントに参加した。また、著しく貢献した労働者に対する功労表彰も行われた。
国務院は1989年以降、5年に1度、合わせて約3千人の全国模範労働者と先進工作者を顕彰している。国務院は1999年9月18日、「『全国祝日及び記念日休暇弁法』改正に関する決定」を発表、1949年12月23日に中国政務院が発表した「全国祝日及び記念日休暇弁法」の初改定を行い、毎年、「春節(旧正月)」「メーデー」「国慶節(建国記念日)」の法定祝日について、前後の土日を出勤とし振替休日を設けることで7連休を実現させ、年3回の「ゴールデンウィーク」を形成した。
国務院は2007年12月14日、「全国祝日及び記念日休暇弁法」の2回目の改正を実施し、▽春節連休の開始日を、旧歴元旦から旧歴大晦日にする▽メーデー休暇は7日間から3日間へ、4日間短縮する▽清明節、端午節、中秋節を新たに法定祝日とし、それぞれ3連休とする---ことが定められた。この改正によって、メーデー休暇は2008年以降、3日間の「プチ連休」となった。
「人民網日本語版」2013年5月2日