2010年に英国の少女とオランウータンの仲睦まじい写真がインターネットで人気を集めたが、今では成長した両者は別れの時を迎えたようだ。英国「デイリー・メール」ウェブサイトは10日、エミリー・ブラントちゃんが父親に連れられて、友達のオランウータンのRishiと最後のピクニックに出かけたと伝えた。中国日報網が伝えた。
今年6歳になるエミリーちゃんは英国ハートフォードシャー、セント・オールバンズ出身だが、2歳の時に父親の撮影活動のために米国・サウスカロライナ州のMyrtle Beach Safari野生動物園を訪れた。そこで彼女は同じく2歳のオランウータンの子どもRishiと仲良くなった。
その後父親は何度も娘を連れて同園のこの「友達」を訪れた。今回の最後の訪問も同園で、エミリーはRishiと一緒にランチを食べ、プールの中で水遊びをした。
出会ったばかりの頃の両者は年齢に差はなかったものの、エミリーの方がRishiよりも背が高かったが、4年が過ぎた今ではRishiの体重は30キロ近くになり、大人も持ち上げられるほどの力がついた。
同園のBhagavan Antle博士は、エミリーとRishiの間の感情は現代版の「ジャングルブック」のようだと語る。しかしオランウータンの成長は速く、今後1年半で体重はさらに倍増すると考えられるため、エミリーが今後もこの友達と一緒に遊ぶことはできなくなる。もっともRishiの飼育担当者によると、Rishiはコンピューターの操作が得意なので、エミリーとRishiはインターネットのテレビ電話で会話することができるという。