最近、中国のネット上で、ヘリコプターがいくつものゴルフ場に着陸する様子を捉えた画像が投稿され、民間の環境保護実践者で有名な黄小山氏が19日、そのうちの1つは北京の昌平区のゴルフ場で、ヘリコプターが来たのは、「ゴルフをしている著名な私営企業の社長にワンタンメンを届けるため」と中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」にツイートし、話題になっている。新京報が報じた。
一方、あるヘリコプター販売企業は22日、ゴルフ場に着陸したヘリコプターがあったことを認めたものの、その理由は「ワンタンメンを配達するため」ではなく、購入予定のある会員向けの、「PR」であることを明かした。飛行に際しては、届けを出し、認可を受けているという。
ヘリコプターでワンタンメンを出前?
黄氏は同日正午12時ごろ、昌平区にあるゴルフ場でゴルフを楽しんでいた際目撃したこととして、「友人とゴルフをしていると、突然ヘリコプターがコースに降りて来た。聞いてみると、ある企業の社長がお腹が空いたので、ヘリコプターを呼んでワンタンメンを配達してもらったと言っていた」とツイートしていた。
また、「当時現場にいた」という別のネットユーザーも、「グリーンのヘリコプターが隣のコースに着陸した。ミニブログで、ワンタンメンを配達するためと知り、『すごい』としか言いようがなかった」とつぶやいている。
黄氏によると、ヘリコプターの持ち主は、ヘリコプターを使って食べ物などを配達する事業を行っており、実際にはヘリコプターを売るための「宣伝」という。
22日、北京の海淀区や昌平区のゴルフ場でもヘリコプターが着陸しているのを見たとの情報が次々に寄せられ、あるネットユーザーは「あるゴルフ場で、プレイヤーがヘリコプターを呼んでいたが、水を届けてもらうためとか言っていた。ゴルフ場にはすごい人がいっぱいいる」とつぶやいている。
ネット上では、ヘリコプターでゴルフ場に水や食べ物を届けてもらうこと以外に、ヘリコプターの持ち主にも注目が集まっている。また、北京の空は厳しく管理されているはずで、個人用のヘリコプターがこのように飛行したり、着陸したりするのは合法なのかと疑問視する声も上がっている。