日本のサービス業の多くの店は、膝をついて接客することは客への敬意を示すと考えている。日本新華僑報網の5月27日の報道によると、外食チェーンを展開する日本のワタミグループは、海外市場を開拓する際、「膝をついて接客する」という形式を海外の全店舗に導入しようと考えた。
同グループの渡辺美樹会長は取材に対し、飲食業は日本で非常に重視されている輸出産業であり、日本の飲食文化やサービスモデルなどを世界各地に広めるべきだとの考えを示した。
2001年、ワタミグループは香港に最初の支店を開設したとき、サービスモデルの面で難題に直面した。中国の従業員は日本式の膝をつく接客に抵抗を感じ、実行する必要はないと思っていた。渡辺会長は従業員に、「人に奉仕することは、彼らより低いということではない。奉仕とは一種の立派な精神である」と話した。
ワタミグループでは現在、世界の全店舗でこの膝をつく接客を実行している。従業員もこの日本式のサービスを受け入れた。渡辺会長は、理解できさえすれば、実行するのに抵抗はないと話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月28日