中国教育部(教育省)と中国国家語言文学工作委員会(国家語委)は5日、「2012年中国言語生活状況報告」を発表。2012年の人気ワードには、「中国好声言(The voice of China=湖南衛星テレビの音楽リアリティ番組)」「莫言熱(莫言ブーム)」「最●(火のへんに玄)民族風(人気グループ鳳凰伝奇の歌曲)」「幸せですか?」などが選ばれた。京華時報が報じた。
教育部語言文字信息(情報)管理司の田立新・副司長は、「調査の結果、社会が国民に求める言語能力レベルは高まる一方であることが明らかになった。全国の多くの求人募集広告において、口語力や文章力で応募者に求められる条件はかなり厳しくなっている。普通語(共通語)も、農村から都市に出て働く農民工の収入や社交力に大きな影響を及ぼしている」と述べた。
2012年、「中国夢(中国の夢)」や「美麗中国(美しき中国)」といった新語の使用頻度が急速に高まった。「中国好声音」「莫言熱」「幸せですか?」なども、昨年の人気ワードとなった。
このほか、国家語言資源監測・県級活字メディア予測センターも、中国語ブロガーの言語使用状況に対する調査を行った。これによると、著名ブロガーの各ブログにおける平均投稿数は、2011年と2012年の2年間で、116.6本から34.5本に激減。中国版ツイッター「微博」などSNSネットワーク人気の煽りを受け、ブログの利用は急激に落ち込んだ。
「人民網日本語版」2013年6月6日