大学入学試験の作文課題が微博(「ウェイボー」、中国版ツイッター)で最大のホットトピックとなった。北京地区の作文課題「エジソンが21世紀によみがえったら、携帯電話をどう見るか」が、楊振寧氏(写真上)と莫言氏(写真下)という両ノーベル賞受賞者が中国中央テレビ(CCTV)の特別番組で行なった「科学と文学の対話」が基であることに、あるネットユーザーが気づいたのだ。揚子晩報が伝えた。
5月19日放送の同番組で両氏は「幻想科学と文学」について興味深い対話を行なった。「もしエジソンが21世紀に招かれて1週間暮らしたとしたら、最ももの珍しく思うのは何だろう?」との楊氏の問いに、莫氏は「われわれの使っている携帯電話を不思議に思うのではないだろうか」と回答。楊氏も「同意する。携帯電話は全く想像できなかったものだ。今ではちょっと取り出せばすぐに米国の友人と電話ができる」と応じた。この対話はネット上で公表された北京の作文課題とそっくりで、大変な話題となった。
「人民網日本語版」2013年6月10日