端午節の訪れを目前にひかえ、連休に旅行に行く多くの人たちはすでに準備を整えたようだ。中国語の旅行ウェブサイト「去●児網」(口へんに那)によると、端午節の旅行関連のネット検索が先の労働節や清明節の連休に比べて10%近く増加し、観光ブームを迎えている。短期の旅行の他に、13日と14日も休んだ上に週末とつなげて、7日間の連休として長期旅行に出かける人も少なくない。人民日報海外版が伝えた。
「去●児網」ホテル事業部の王京高級総監によると、端午節の後は中秋節と国慶節の連休まで2カ月以上あり、連休が上半期のように多くはないため、サラリーマンの多くは端午節を利用して旅行に出かけたいと考えるという。また夏休みは旅行シーズンで、学生を中心に旅行に出かける人が多く、航空券やホテル代などが値上りするため、サラリーマンは端午節に旅行に行くことを選ぶという。
「去●児網」の航空券データによると、端午節の航空券予約はピークを迎えており、成都、昆明、厦門(アモイ)、深セン、上海、広州、烏魯木斉、北京、重慶、青島などが人気の旅行先となっている。価格面では、一部路線で30%から80%の値上りとなっている他は大きな変化はなく、小幅な割引もある。また今年の端午節期間中、全国の高速道路では無料措置はないため、普段どおり通行料が必要となる。
宿泊面では、端午節期間のホテル予約は150%以上に達している。そのうち北京、上海、香港、厦門(アモイ)、杭州、成都、蘇州、深セン、三亜、南京、青島、麗江、大理が人気を集めており、鼓浪嶼(コロンス島)、麗江、大理、張家界、西塘などの人気の観光地や風景区のホテル、民宿などは50%から80%値上りしている。北京、上海、広州、杭州、成都、西安、南京、青島などの人気の都市のホテル宿泊料は値上げ幅が小さく、20%から30%に留まっている。
観光地の入場料金も旅行者が注目するポイントだ。今年の端午節は大学統一入試の後なので、各地では気温向上にともない、水に関連する場所の入場券が人気を集めている。「去●児網」の入場券部門のデータによると、名山・名水、ビーチや島、公園・楽園、川下りなどのチケットが人気を集め、三亜の入場券が最高額となり、鼓浪嶼がそれに続いている。
「人民網日本語版」2013年6月11日