北京の地下鉄は1日に850万人が利用し、世界で最も混雑した地下鉄となっている。ただ、人が増加すると、犯罪に遭遇する危険も高まる。中でも女性の最大の敵が「痴漢」で、この「魔の手」を中国では「豚の手」と呼んでいる。 北京晨報が報じた。
6月に入り気温が急上昇し、混雑した地下鉄の車内では肌と肌が接触する機会も増える。忍び寄る「魔の手」や混雑などの客観的な要素などが重なり、乗客らのフラストレーションも限界に達そうとしている。痴漢に遭遇した場合、即座に大声で叫んだり、その場で取り押さえて、犯人の画像をネットに晒したりするのがいいのだろうか?まず、痴漢の特徴を把握しよう。
痴漢の特徴
痴漢が出没する場所。痴漢はさまざまな場所に出没するが、うち最も多いのが、混雑している公共バスや地下鉄、さらに人の少ない公園、夜中の街中などだ。 痴漢のイメージ像:痴漢の一般的なイメージ像は、中年男性、または男子学生だ。また、特定の地域では、外国人である場合もあるだろう。
痴漢の対象:痴漢が手を伸ばす相手に規則性はない。通常、自分の近くにいる女性をランダムに選ぶようだ。
以下に、痴漢を撃退する「必殺技」5つを伝授しよう。
必殺技1:ユーモアで撃退
痴漢と話す。「私の事知ってるの?知らないのにこんなに近づいてなにやってるの?」と聞いてみる。また、携帯を手にして、「110って何の番号だっけ?」って聞いてみるのもいいだろう。
必殺技2:ハイヒールで踏みつける
電車に揺られ、じっと立っていられないふりをして、ハイヒールで思いっ切り足を踏む。相手が逆襲してきた場合も、こちらには正当な理由がある。
必殺技3:目を直視
痴漢の目を20秒間じっと見つめ、最後に「ふんっ」と冷たく笑う。その間、決して目をそらしてはいけない。
必殺技4:力いっぱい殴る
痴漢に遭ったことがあるという女性によると、全身の力を込めてぶん殴り、倒れた相手の下半身を押さえると、起き上がってくることもなかったという。
必殺技5:裁縫セットを携帯
日本のある女性は、地下鉄に乗る時はいつも、裁縫セットに長い縫い針を入れておくという。そして、地下鉄の中で、痴漢が出没したときに、それを使って撃退するという。
「人民網日本語版」2013年6月18日