日本東北大学及び岡山県立大学の研究グループは、1960年から2005年までの日本家庭の一般的な飲食の組み合わせに関する比較研究を行い、最も健康的な食材の組み合わせを発見した。
同研究グループは日本厚生労働省が発表した国民健康栄養調査を基準に、栄養士の指導に基いて、1960年、1975年、1990年および2005年の日本家庭の朝、昼、夜の計21種類の飲食の組み合わせを再現し、実験用マウスに日々の食事として与え、8ヶ月後のマウスの健康状態を比較した。その結果、1975年の飲食の組み合わせが最も健康であることがわかった。
1975年の日本家庭の標準的な飲食の組み合わせは2005年のと比べ、同様に多くの蛋白質や脂質が豊富な海産物と野菜を摂取していたものの、肉類や牛乳などの乳製品の量については、1975年の方が比較的少なく、ワカメやひじきなどの海藻類の摂取量が多かったことから、このような組み合わせは同様に栄養バランスを保持することができることがわかった。
日本人の長寿の重要な要因の一つは、優れた飲食の組み合わせであるが、近代の日本人の食が欧米化している影響で、生活習慣病も増えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月20日