■「太極拳には非常に多くの精神的なものが含まれている」
キアヌ・リーヴスは初監督作「Man of Tai Chi」(太極侠)のストーリーについてはあまり多くを語りたがらなかったが、映画の中に含まれる「平衡」と「陰陽」といった太極の意義については口を開いた。
「太極の陰陽道についていつ聞いたかは覚えてないが、その後確実に陳虎の影響を受けて、気功や太極拳などを練習し始めた。しかし太極はこれらの具体的なものに留まらず、直感的なイデー(表象)やさらに多くの精神的なものが含まれている」と説明した。
太極の真髄を表現するため、主演の陳虎は会場で、「剛柔相済」(ごうじゅうそうさい、柔らかく流れるような動作の要所要所に力強く豪快な動作が伴うこと)を理想とする正統的な太極拳を披露した。茶目っ気たっぷりのキアヌも見よう見まねで太極拳の動作を真似ながら、大きな声を上げ、会場中を笑いに包んだ。その後、キアヌもまた少し恥ずかしそうに頭を下げて微笑んだ。
北京のイベントが終了した後、キアヌはすぐさま上海国際映画祭に出席。その後製作チームを引き連れ、杭州、広州、清都、武漢、大連、北京などを周り、7月5日の全国公開に向けて「Man of Tai Chi(太極侠)」の宣伝活動を行う予定。(編集MZ)
◆はしめすへんに韋
「人民網日本語版」2013年6月23日