
親しみが持てるとの意見がある一方、専門家は「浅はか」と指摘
大学の「生徒募集の女神」のイメージが次々とネットで披露される中、多くの大学が「これらの行動は学校側による公式のものではなく、生徒たちが独自でやっていることだ」との立場を表明した。
これに対し、ネットでは「これまでの真面目な正統派の募集広告と比べ、一連の写真は雰囲気にマッチしているだけでなく、とても好感が持てる」とのコメントもあったが、「今の大学の生徒募集戦略は昔よりも興味深い。美人の先輩がいることは確かにアピールポイントにはなるが、大学の学術成果や理念が見えなくなってしまっている」と懸念する声も多かった。
これまでの大学の公式サイトは古臭く、創造性に欠けていた。そのため、生徒たちは自分たちでその欠点を補おうと、美人生徒の写真を発表してアピールし始めたのだ。そのことが、より大学の雰囲気を表し、より親しみが持てるイメージを作り上げるという見方もある。
武漢大学教科院の教授は一方で、「美人生徒を利用して生徒を募集するのは、大学の軽薄さを物語っている」と一刀両断に切り捨てた。「大学側ではなく、学生が自ら投稿した写真だとしても、それは大学を代表するものであり、価値観が良くない方向に向かっている。大学は道徳的な精神や学術面における特色で、生徒に魅力を感じてもらうべきだ」と同教授は指摘している。
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