北京市衛生局がこのほど発表した「北京市衛生・人群健康白書」によると、北京市民の平均寿命は、2003年の79.62歳から2012年の81.35歳まで延び、世界の高所得国並みとなった。新京報が伝えた。
■北京市民の平均寿命、過去5年で1歳以上の延び、女性は83歳超
北京市衛生局が発表した「北京市衛生・人群健康白書」によると、2012年末時点における北京市の居住人口は2069万3千人、うち北京市に戸籍を持つ住民は1297万5千人で、平均寿命は81.35歳と、2011年(81.12歳)に比べ0.23歳延びた。うち男性の平均寿命は79.35歳、女性は83.42歳と、女性の方が4.07歳長かった。
市衛生局によると、北京市民の平均寿命は全国平均より7.85歳長く、世界の高所得国並みになったという。
平均寿命(平均余命期待値)がある国・地域に住む人々の健康水準を反映する重要指標の一つであることは、世界中で認められている。人の実際の寿命とは異なり、平均寿命は、現段階での死亡率や乳幼児死亡率などから算出され、現在のゼロ歳児が今後何年生きられるかの平均値を示している。
■「第11次五カ年計画」期間 平均寿命が0.72歳延長
北京市で最初に平均寿命の統計調査が実施されたのは1979年。当時の北京市民の平均寿命は、女性72.26歳・男性69.51歳と、現在より約10歳短かった。20年後の1999年、北京市民の平均寿命増加は76.93歳まで延びた。
2003年に79.62歳だった北京市民の平均寿命は、この10年間で約1歳半延びた。このうち最近の約5年で1歳延びた。
「第11次五カ年計画(2006-2010年)」期間中、北京市民の平均寿命は0.72歳延びた。北京市政府は、「第12次五カ年計画(2011-2015年)」中、市民の平均寿命をさらに1歳延ばすことを努力目標としている。市衛生局担当者は「北京が目標達成できる可能性はますます高まっている」と話した。
「人民網日本語版」2013年7月11日