日本の伊豆箱根鉄道の駿豆線を走る電車に7月中旬、ピンクのハート形のつり革が登場し、車内で一際目立つ存在となっている。「カップルがこのハート形のつり革をつかむと長続きする」と言われている。
ハート形のつり革を車内に取り付けたことについて、関係者は、鉄道会社のコストを抑えた「特別な計画」だと話す。10両編成の車内にある2640のつり革の中で、どこにピンクのハート形のつり革があるかは彼も知らない。
「都市伝説」と同じで、1人から10人、10人から100人に伝わるという効果に期待し、鉄道会社は宣伝に資金を投じなかった。「恋が実る」という話題性だけで、人々から注目が集まった。
実は、ハート形のつり革は従業員の宴会で出された冗談のようなアイデアだった。しかし、伊豆箱根鉄道株式会社と富士急行株式会社はこれを本気にし、このアイデアを実現させた。現在、このアイデアは京王電鉄、西武鉄道、松本電鉄、近江鉄道、叡山電鉄の5社の鉄道会社でも話題になり、広まっている。
西武鉄道は2012年2月、国分寺線の各車両にハート形のつり革を1つずつ取り付けた。つり革には携帯電話で情報を読み込めるQRコードがあり、観光サイトにアクセスし、周辺の神社や遊園地を探すことができる。
京王電鉄の井頭線にもハート形のつり革があり、2つ1組でカップルがつかめるようになっており、車内にロマンチックな雰囲気を作り出している。
ハート形のつり革を思いついた人は、このつり革を設置する鉄道会社が増えているため、事務局を開設する必要があると話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月3日