折りたたみ式携帯はプライバシーを考慮してのもの
人々の熱い注目を集めたジョーンズ氏は、ラジオ局に出演依頼され、今回の「事件」について語ることになった。ラジオ番組で同氏は、「折りたたみ式携帯は私にとってはとても使いやすい。液晶パネルじゃないから、間違った番号にかけてしまう心配もない」。
ジョーンズ氏のようなビジネスマンにとって、間違い電話をかけてしまうリスクは大きい。たとえ一般の人であっても、それは心配するに値する問題である。
もちろん、スマートフォンで間違い電話をかけてしまう確率は低い。30億ドルの資産を持つ大富豪であるジョーンズ氏は、ただ折りたたみ式携帯を使うのが慣れているだけなのかもしれない。
折りたたみ式携帯のどこがスマートフォンをしのぐのか
米CNNの記者は、折りたたみ式携帯のメリットを列挙している。たとえば、スマートフォンの多くは高額である。一方、折りたたみ式携帯は比較的リーズナブルだ。また折りたたみ式携帯は耐用性が高い。使わないときはカバーすることで画面とキーが保護できる。一方のスマートフォンは液晶パネル式だから壊れやすい。
さらに、折りたたみ式携帯は様々なアプリをインストールしていないから、スマートフォンより電池持ちがいい。スマートフォンの存在は、人々を「携帯族」に変え、下を向いて携帯で遊んでばかりとなり、注意力が分散されるだけでなく、仕事の効率も下げてしまう。
おそらくジョーンズ氏のような成功者が折りたたみ式携帯を使うのは、自分の注意力が散漫にならないようにするためであり、自分の仕事や事業に注力したいからである。スマートフォンは携帯電話の機能を持つこと以上に、様々な機能を持つハイテクなおもちゃである。それに対し、折りたたみ式携帯は単なる移動電話である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月18日