11月11日は中国の「独身デー」。国内の各オンラインショップが爆発寸前の大盛況となった。海外ではこうした出来事は見られるのだろうか。また、オンラインショップと実体店に衝突はだろうか。そして、今後海外での中国商品のオンライン購入は可能になるのだろうか。
日本の「福袋」商戦
日本には中国の淘宝(タオバオ)に似たオンラインショップがある。楽天市場だ。商品のラインナップは非常に豊富で、まさに「ないものはない」。楽天市場は傘下の楽天イーグルスという野球チームの試合状況によって不定期にセールを行っており、中国語版のサイトも開設している。
日本のオンラインショップには少し変わった販売戦術がある。それはクリスマスや新年の「福袋」戦術だ。「福袋」の中に自分が欲しいものが入っているかどうかは未知数だが、価格はたとえ1万円であっても、中身の商品は10万円相当のものもある。
オンラインショッピングは比較的廉価というメリットがあるが、日本の実体店の「ポイント」制度も多くのお客を引き付ける。
米国「サイバーマンデー」
米国には「サイバーマンデー」というオンラインショップのセールスデーがある。感謝祭(11月の第4木曜日)の次の月曜日を指し、この日に各社の熱い商戦が繰り広げられる。
オンラインショッピングの普及と流行にともない、2005年に設けられた「サイバーマンデー」は、今ではその期間がますます長くなり、「サイバーウィーク」に発展する盛況ぶりとなっている。