日韓サポーターの複雑な心境
恒大が勝利を収め、同じアジア地域の日韓のサポーターも同時刻にネットでさまざまな議論を展開した。韓国メディアは議論も画像も韓国籍の金永権選手に集中、韓国の「スポーツニュースネット」は「金永権、バイエルンに立ち向かう」と題して、「広州恒大のセンターハーフバックとして金永権選手のパフォーマンスは申し分ない」と称賛した。今夏、金永権選手はドイツの多くのサッカークラブからラブコールが届いおり、次の対戦相手が奇しくもバイエルンであるだけに、次の試合により一層注目が集まっている。一方、ネットではより多元的な議論が繰り広げられ、「アジアを代表する恒大。ドイツ戦で欧州のやつらにアジアをなめたら怖いということを思い知らせてやれ」、「FCソウルがミュンヘンに当たればいいのに」、「中国おめでとう、月面着陸もおめでとう!」といった書き込みも見られた。
日本テレビは当日、「アジア・アフリカ戦」をロスタイムまで含めて生中継した。ネットでも熱い議論が繰り広げられ、書き込みの更新時間はアジアチャンピョンズリーグの恒大・浦和戦のスピードを上回った。「完封勝利!アジアの誇り」、「中国がアジアを代表できるなんてホントに珍しい」、「国の戦力を広州恒大一チームにまとめるやり方は悪くない」などと称賛した。しかし中には、「あんなすごいブラジル選手がいて、アル・アハリに勝つのは当然」や「選手に使う金はあっても大気汚染対策に使う金はないのか」と揶揄するコメントも見られた。次の試合については、多くのネットユーザーが悲観的にみており、「広州とバイエルンとではレベルが違う。勝とうなんて夢のまた夢で、タイがブラジルとの試合前に勝利祈願をしているのと同じだ」などというコメントが見られた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月17日