子どもがアニメ「喜羊羊」を真似て友達にやけど負わせる 制作会社に賠償判決

子どもがアニメ「喜羊羊」を真似て友達にやけど負わせる 制作会社に賠償判決。

タグ: 喜羊羊与灰太狼 やけど

発信時間: 2013-12-19 15:42:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

 


 

江蘇省東海県裁判所によると、兄弟が友達からアニメ『喜羊羊与灰太狼』を真似てやけどを負わされた事件の一審裁判が18日、同裁判所で行われた。裁判所は、やけどを負わせた子ども順順(仮名)の保護者に原告の損害の60%の賠償、『喜羊羊与灰太狼』の制作・発行会社の広東原創動力文化伝播有限会社に原告の損害の15%の賠償を命じた。同社の「損害賠償責任を負うべきでない」という主張は認められなかった。

裁判所の審理によると、今年4月6日午後、7歳の冉冉(仮名)と4歳の浩浩(仮名)は、10歳の順順と一緒にアニメ『喜羊羊与灰太狼』を真似た「羊を捕まえて焼く」という遊びをしていた。順順は冉冉と浩浩を1本の木にくくりつけ、持っていたライターで木の下の葉っぱに火をつけて2人にやけどを負わせた。医師は、冉冉は全身の40%、浩浩は80%にやけどを負ったと診断した。

順順の保護者は責任を負うべきだが、『喜羊羊与灰太狼』の制作・発行会社の広東原創動力文化伝播有限会社もこの惨劇の責任を負うべきかは各界から注目されていた。裁判所は、『喜羊羊与灰太狼』の視聴者は主に未成年という特殊な層であり、制作・発行側は『音響映像製品管理条例』の慣例規定を守るだけでなく、未成年者の権益保護に関する法律・法規の制約も受けるべきであり、未成年者が視聴するのにふさわしくない内容と映像を厳格に審査し、画面に警告を表示したり、子どもが真似ることに警戒する義務があるとの見解を示した。同社のアニメには今も羊を木にくくりつける、火であぶるなどの暴力的なシーンがあり、未成年者の行動認識に悪影響を及ぼし、それを真似る子どももいる。このようなシーンがもとで、冉冉と浩浩がやけどを負うという大きな事件につながった。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月19日

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