東京電力は20日夜、福島第一原子力発電所の4号機の海側地下25メートルの深い層の地下水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり89 ベクレル検出されたと発表した。これは、放射性物質の汚染が地下の深い層にも拡散していることを示す。
福島第一原発の海側の地層は透水層と難透水層が交互に重なっている。東電は以前に地下15メートルの地下水から放射性物質を検出したことがあるが、今回測定した地下水は、10日に井戸から採取した、地表から2つ目の透水層にあるものである。
日本のストロンチウム90の法定基準は1リットル当たり30ベクレルである。東電は、海側に建設中の地下遮蔽壁は汚染水が海中に流れるのを防ぐことができると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月23日