河北省隆化県 日本が印刷した中国侵略地図が見つかる

河北省隆化県 日本が印刷した中国侵略地図が見つかる。 河北省隆化県委員会宣伝部は5日、1930~40年代に日本が印刷した中国地図が同県で見つかったと明らかにした…

タグ: 日本,印刷,中国,地図,略奪

発信時間: 2014-01-07 13:31:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本印制的中国地图背面照片之一:长春市大街一角。 王振平 摄

日本が印刷した中国地図の裏の写真 長春市の大通りの一角

 

地図の裏には杭州の西湖の秋月、西湖の長橋、上海市街、広東市街、長春市街、長江三峡、中山陵、長城、蘇州の風橋、山西の石仏寺、万寿山、済南太公祠、明太祖墓などの名所旧跡の古い写真が印刷されている。左側には「複製を禁じる。著作権者兼印刷者:東京市日本橋区濱町3丁51、小山吉三、日本名所図絵社、茅長町3428番、金30銭」などの文字がある。

隆化県政治協商会議の王振平副主席は2013年10月26日、同県張三営鎮で歴史文化研究座談会を開催した際、現地の文化著名人の李久功氏を通し、中国郵政部門を定年退職した86歳の周貴存氏の自宅からこの地図が見つかったと明かした。

周氏の記憶によると、この地図は1993年頃に彼の義弟の尹慶徳氏から贈られたものである。収集好きの尹氏は、生活が困難なため一時黒竜江省で生活していたが、状況がよくなり再び河北に戻った。地図はその時に黒竜江省から持ってきたものである。

日本人はこの地図を作成して何をしたかったのだろうか。隆化県博物館の研究員の共同研究によると、この地図が作成されたのは1930年代末から40年代初めにかけてであり、史料によると小山吉三氏は当時の日本のある印刷会社の社長だった。同博物館の研究員は、「隣国の鉄道・道路交通輸送の情報、文化名所・旧跡の所在地、鉱物・水産業・農業などの情報が細かく記されていることから、これは日本が中国文化・経済を略奪するための地図だと言える」と分析。

また、「これまでに、国内で日本の中国侵略地図が数種類見つかったが、表が地図、裏が中国各地の名所旧跡の写真となっているものが見つかったのは今回が初めてであり、歴史研究対象としての価値は極めて高い」と話した。

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