中国ではお正月を旧暦でお祝いするのため、1月30日は中国の「大みそか」に当たる。独メディアは16日、中国人にとって年越しは家族と一緒に過ごす大事な時である。しかし、そのためには乗り越えなければならない「難関」がある。すなわち、家に帰るまでの道程だ。近年、中国の帰省ラッシュはますます深刻化している。独メディアは「中国の鉄道、道路、航空システムは世界でも最速のスピードで発展を遂げているが、それでも中国人の速さには追いつけない」と報じた。
日本『産経新聞』は16日、「春節(中国のお正月)期間中、鉄道の混雑状況はピークに達する。臨時列車を追加運行し、本数を増やすなどの措置が取られているものの、利用客が集中するため、混雑の緩和は難しい。毎年、この時期になると、列車の駅では、治安維持のために警官が総動員されるが、それでも乗客の不満は絶えないようだ。この春節の帰省ラッシュ、いわゆる『春運』は中国独特の現象であるとともに、中国が依然として、発展途上の国であることを示す光景でもある」と伝えた。