2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が9日、ソチで記者会見し、森喜朗会長ら執行部が高齢で語学力に乏しいことなどについて厳しい質問を受けた。森氏は第2次世界大戦に触れ、「英語は敵国語だった」などと説明した。
英語力について、森氏は「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」などと話した。これに対して出席者からは「敵国語とは不快な表現だ」(英国人記者)、「ジョークだと言えば笑い話で済んだが、そうではなかった」(米国人記者)と当惑する声が聞かれた。
高齢で女性がいない役員の構成を指摘されると、森会長は「理事は25人から30人になるので、若い人、女性も適材適所で入ると思う」と話した。
元財務事務次官の武藤敏郎事務総長と日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長も当日の記者会見に出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月10日