日本の楽天は4月21日、支付宝(アリペイ)と提携し、楽天傘下の通販ショッピングサイトの楽天グローバルマーケットが支付宝決済サービスを開始すると発表した。ユーザーは楽天グローバルマーケットでの決済を支付宝を通して人民元で行うことができる。すでに楽天グローバルマーケットの250店舗が支付宝決済サービスを導入しており、徐々に全店舗に広げる予定。
IT専門サイトの賽迪網の報道によると、支付宝と提携した日本の大型電子商取引サイトはこの1週間で2社目となる。ヤフージャパンは先週、今年6月から支付宝を通した決済を全面的に開始すると発表した。
近年、続く円安により、多くの海外ユーザーが日本のサイトで買い物するようになっている。支付宝の統計によると、大幅円安により、2013年の日本のサイトでの買い物額は4倍に増加し、中国人ユーザーが最も目をつける海外ショッピング市場となった。そのため、日本の電子商取引企業は次々と支付宝の力を借りて中国大陸で市場を切り開いている。
支付宝は、今年に入って、海外企業による中国通販ショッピング市場での開拓ペースは大幅に加速していると明かした。今年第1四半期までに支付宝決済サービスを開始した日本の電子商取引企業は100社に上り、世界では1000社を超えた。
楽天グローバルマーケットは日本の楽天株式会社が運営する電子商取引サイトで、店舗数は約1万店。同サイトは中国への直接郵送サービスを行っており、日本のサイトで買い物するユーザーから人気がある。支付宝決済を促すため、楽天グローバルマーケットは支付宝を通して決済したユーザーに買い物額の約10%の楽天ポイントを付与した。1ポイント=1円として、商品購入時に直接使用できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月22日