中国人男性の平均身長が日本人や韓国人を下回るという報道は中国国内で多くの注目を集めた。同報道によれば、東アジア3か国の中で、中国人男性の身長が最も低く、韓国人が最も高く、日本人がその間に位置するという。これに対して国家体育総局体育科学研究所の田野所長は2014年全国青少年「未来之星」陽光体育大会の記者会見において、「中国人男性は日韓男性より低い」という説はデータの根拠に欠けると指摘した。中国青年報が28日伝えた。
2014年全国青少年「未来之星」陽光体育大会が7月16日~19日にかけて吉林省長春市で開かれるのに先立ち、主催と運営を担う長春市実験中学が記者会見を開いた。中国人男性の平均身長が日韓に及ばないという報道について田野所長は、「中国人男性の平均身長が169.7センチというのは体育科学研究所の2000年の調査報告データであり、この14年間で平均身長は伸びている」とし、「2013年時点での平均身長は171.6センチである」と述べた。また、近年日中韓の3か国間で参照に値する関連の調査を行ったことはなく、中国人男性の平均身長が日本や韓国に及ばないという根拠はないとも述べた。
教育部体育衛生及び芸術教育司の王登峰司長は、華東師範大学が昨年上海市と日本の長野市の6~18歳の青少年を対象に行った平均身長の調査では、上海の青少年が長野市の青少年の平均身長を上回ったと明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月29日