中国南部の広東省では、受験生の数は75万6000人にのぼり、2年連続で受験生が最も多い省となりました。同省は、出稼ぎ労働者など、人口流入の目的地として、より緩和された戸籍制度を採り入れており、受験生の数が14年連続で増加しています。
一方、首都北京では、7万500人が応募し、去年に比べ2000人以上減りました。8年連続の減少です。北京の受験生の減少は、出生率の低下のほか、海外留学する学生が多いことも一因とみられます。
大学入試の改革は社会も注目しています。一部の大学による自主的募集で不正に関する報道が相次いでいます。一方で、受験生を持つ大多数の家族は、大学入試は進学において最も公正なやり方であり、将来、社会進出を実現する最も有効な手段とみています。
「中国国際放送局日本語版」2014年6月8日