インドのマラバト・プルナ(Malavath Poorna)さん(13)が4日、先月25日に、危険を伴い登頂が困難とされる中国チベット側から登頂を果たしたと首都ニューデリーで発表した。これによりプルナさんは女性最年少記録を更新する可能性がでている。
AP通信によると、プルナさんは「岩はむき出しになり、時に底なしの裂け目もある険しい山道を、氷点下40度の極寒の中登り続け、とても辛く、一歩一歩が危険に満ちていました」と当時を振り返った。海抜3300メートル地点では、「死体を6体目撃し、恐怖で震え上がった」が、訓練のときのことを思い出し、勇気を取り戻し足を止めることはなかった。
「頂上に到達したときは最高の気持ちで、誇らしく思うと同時に、感動のあまり涙が溢れた」。そして周囲に広がる朝方の美しい光景を目に焼き付けた。
プルナさんはインドのカースト(身分制度)でかつては「不可触民」と呼ばれていた最下層ダリット(Dalit)の出身で、両親は8ヶ月に渡って登山訓練をサポートした。彼女が登山に挑戦したのは人生初のこと。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月9日