サッカーの日本代表は7日、ワールドカップ前の最後の強化試合で4対3でザンビアに逆転勝ちし、強化試合で5連勝の好成績を収めた。一方、日本の勢いと異なり、韓国、オーストラリア、イランのワールドカップ前の成績は勢いが足りないように思える。
米国で特訓を受けた日本代表は、ワールドカップ前の最後の強化試合で、2012年のアフリカネーションズカップを制したザンビアと対戦した。注目すべき点は、アフリカネーションズカップの決勝戦でのザンビアの対戦相手は日本と同組のコートジボワールであることであり、この成績は日本の今大会の出発点になる可能性がある。強化試合でザンビアは2対0でリードしたが、日本は連続して3ゴールを決めて逆転し、終盤にザンビアが引き分けに持って行き3対3で試合は終わると思われていた。ところが、コート中央からの長いパスを受けた大久保嘉人選手がゴールを決め、日本は4対3で逆転勝ちした。
ワールドカップはまだ始まっていないが、日本は8強入り、さらには優勝を狙う目標を発している。この自信は成績から来たものである。日本は強化試合で3対2でブラジルに勝ち、2対2でオランダと引き分けた。また、キプロス、コスタリカ、ザンビアをそれぞれギリシャ、コロンビア、コートジボワールに見立て、この3試合で全勝をあげた。最新の世界ランキングで日本は46位で43位のイランより下だが、総合的な実力を見るとアジア最強であり、ワールドカップで最も期待できるアジアのチームでもある。
日本の勢いに対し、韓国はやや勢いが不足しているように思える。最新の世界ランキングで57位の韓国は、出場32カ国の中で62位のオーストラリアよりランクが上なだけである。同組のベルギーは11位、ロシアは19位、アルジェリアは11位である。強化試合で韓国は本拠地でチュニジアに0対1で負けた。このような状況に、韓国メディアも「決勝トーナメントに進めれば奇跡」と揶揄したほどで、韓国の今大会での見通しは芳しくない。また、世代交代の時期にあるオーストラリア、それと実力がほぼ同等のイランも「ダークホース」になるのは難しい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月14日