トヨタがエンジンを一新、燃費性能を30%改善

トヨタがエンジンを一新、燃費性能を30%改善。 トヨタがエンジンを一新、燃費性能を30%改善

タグ: トヨタ,自動車,エンジン

発信時間: 2014-07-15 11:31:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

トヨタ自動車はエンジンの総入れ替えを計画中だ。これにより人気の高い量産化車種の部品共通化を実現し、部品量産化による効果を獲得し、特定車種のエンジン(ガソリン直噴エンジン、ターボエンジン)の製造費を捻出する。米オートモーティブ・ニュースが7月14日に伝えた。

トヨタがエンジンのラインナップを一新、燃費性能が30%向上

トヨタはこれまでプリウスなどのハイブリッド車(HV)の開発に専念し、伝統的なエンジンの開発をないがしろにしていた。競合他社は燃費性能などの面で、大きな進展を実現している。トヨタのドライブトレイン技術担当専務役員の嵯峨宏英氏は、「新たなエンジン戦略により、当社は競合他社をリードする。現段階では、車両の燃費性能を30%引き上げ、コア部品の生産コストを50%引き下げるという目標を立てている」と表明した。

トヨタはエンジンの競争力を高めるため、巨額の投資を実施する。共通部品によりコストを大幅削減し、特定のエンジン(ターボエンジンなど)への投資を拡大する。トヨタの人気車種のカムリの場合、V6エンジンの選択肢をなくし、よりコンパクトな4気筒ターボトエンジンを搭載する。

嵯峨氏は、「今後のエンジンのラインナップで、燃費性能とコスト削減の世界ナンバーワンを目指す。当社は基本エンジンの性能を高め、競争の中でリードを維持する」と語った。

トヨタの新エンジンは、車種更新計画の重要な基盤となる。トヨタの自動車開発手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」は、年間販売台数が1000万台を突破するタイミングでの、共通部品の最大限の量産化を目標とする。

トヨタの競合他社のホンダとマツダは、早くからエンジンの革新に取り組んでおり、日増しに厳しくなる燃費基準を満たしている。ホンダの「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を採用したエンジンは、直噴エンジンとターボエンジンが中心となっている。マツダはスカイアクティブテクノロジーを搭載した、高圧縮比の直噴技術を開発した。

トヨタのTNGAを搭載した新車種は2015年に発表される。4月には、初の新型エンジンを搭載したパッソが日本で公開された。パッソは1.0Lエンジン、アイドリングストップ機能を搭載し、燃費性能を既存のエンジンから30%引き上げた。これはトヨタが来年発表する14種のエンジンの1種だ。これらのエンジンは、トヨタの世界の約30%の車種に搭載されることになる。

新型エンジンが搭載される車種には、他にも新型プリウス、フルモデルチェンジ後の新型カムリがある。トヨタの新型エンジン第一弾は、既存のエンジンをベースに製造されるが、その後の新型エンジン(新型カムリのエンジンなど)に関しては新たな生産ラインが敷かれる予定だ。新型エンジンは、トヨタの10−15年間のラインナップを支える。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月15日

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