日焼け止めは夏の必需品だ。スプレータイプの日焼け止めは便利なため人気も高い。しかし、米国の消費者組織コンシューマーズ・ユニオンはこのほど発行した情報誌コンシューマー・レポートの中で、日焼け止めスプレーには健康リスクがあるため、子供への使用は避けるべきとの警告を発表した。人民日報海外版が伝えた。
同組織は「日焼け止めスプレーは使用時に粒子が吸入されやすく、肺を刺激し、疾患を誘発する恐れがある。子供にこれらの製品を使用することは避けるべきだ。どうしても使う必要がある場合は、まず手のひらにスプレーし、子供の体に塗るべき」と指摘した。
米国の小児科医であるジェフリー・サイモン氏は「日焼け止めスプレーに含まれる化学物質が肺に吸入された後、どのような副作用があるかまだはっきり分かっていないが、最終的な結論が出るまでは、子供への使用を避けたほうが良い」としている。
米国皮膚病学会は、日焼け止めスプレーは顔や口の周囲には決して使わず、子供が使う場合はまず手にスプレーしてから子供の体に塗るよう提案している。
コンシューマーズ・ユニオンは、大人が使用する際も、顔には直接スプレーせず、特に目と口の周りを避けるよう強調している。また、同組織は子供向け日焼け止めクリームの推薦リストを更新し、スプレー式の商品を除外した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月10日