台風11号が日本各地で猛威をふるい、深刻な被害が出ている。NHKの10日夜の報道によると、台風11号の影響により3万人以上の被災者が出ているという。現在まで台風により2人の死者、1人の行方不明者、79人の負傷者が出ている。
栃木県各地で10日午前に強風が発生し、屋根の瓦が吹き飛ばされた。台風11号は西日本を通過後、日本海を北上した。東日本と北日本でも、断続的な豪雨が発生した。また10日昼12時43分頃、青森県三八上北でM6.1の地震が発生した。JR東日本によると、東北新幹線は一時的に運休となったが、すぐに運行を再開した。東北電力によると、青森県の東通原発と再処理工場などの施設に異常は発生していないという。
日本政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。気象庁地震津波監視課の関係者は記者会見で、今後2−3日に渡り余震が続くと述べた。
8月中旬はお盆期間で、帰省ラッシュが発生する。台風の影響により、10日に一部の新幹線が運休となった。日本国内の各空港も332便の欠航を決め、多くの乗客が空港内で足止めを食らった。全日空は5便の欠航を決定したが、その他の航空各社は11日に正常運航となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月11日