東京都、靖国神社で儀式を執り行う神主(2007年4月23日撮影)
この数世代のアジア人にとって、「靖国神社」は感情を掻き立てられやすい特殊な名詞だ。
中韓などのアジア諸国の人々にとって、靖国とは日本の右翼と保守勢力による、侵略の歴史の否定、醜い戦争の美化の代名詞だ。日本の政治家はしばしば、靖国参拝は「国のために身を捧げた英霊に祈りをささげる行為で、歴史の態度とは関係がない」などと発言している。
靖国神社とは、いったい何なのだろうか?この「無冠の」国家級神社という独特な存在に足を踏み入れると、馬鹿げた皮肉な意味合いと、果てなき重苦しい雰囲気を感じ取れるだろう。