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japanese.china.org.cn | 15. 08. 2014

靖国神社の「真相」、靖国神社とは何か?

タグ: 靖国神社,アジア,日本

靖国神社の遊就館の入り口(2014年7月4日撮影)

軍旗の下の招魂社

 

靖国神社は、日本でどのような地位を占めているのだろうか?外苑の大鳥居の前には、「靖国神社」と刻まれた石碑がある。『靖国神社百年史』によると、GHQの禁令により、靖国神社は石碑に刻まれた神社のクラスを示す「別格官幣」を削り落とし、国家級神社の「冠」を取り外した。しかしながら、その「無冠」の地位は依然存在している。

本殿前には皇室を示す菊の御紋の白い幕がかかっている。天皇の使節、首相などの高官が参拝する際には、高い身分を象徴する紫色の幕をかける。その政治的な意義は、言わずとも明らかだ。

さらに特殊なことに、靖国神社は常に日本の軍部と緊密なつながりを維持している。『靖国神社百年史』によると、靖国神社は当初「東京招魂社」として建立された、日本陸軍・海軍に所属する神社だった。祭事を執り行う際には専門的な神主がいなく、陸軍の高官が執り行った。ここからも軍とのつながりを見て取れる。

「靖国神社」の石碑前の狛犬もいわくつきだ。狛犬の彫刻は、日本芸術院会員の後藤良によって、第二次大戦中に始められた。日本の敗戦によりしばし放置され、その後別の作者によって仕上げられた。極東軍事裁判の日本側弁護団副団長と東條英機元首相の主任弁護人だった清瀬一郎が、これを買い取った。清瀬は衆議院議長を6年務めると、1966年に狛犬を靖国神社に奉納した。

石碑の奥にある第一鳥居にも、いわくがある。靖国神社大鳥居再建事業委員会の記録によると、1943年に戦争が激化し、日本の武器製造の鉄が不足したことを受け、旧鳥居は神社内のその他の物品と軍事用に押収された。この裏側には、宣伝目的がある。日本軍が劣勢に陥る中、日本政府は鉄製品を軍に提供するよう民間に促した。靖国神社はその特殊な地位により、先頭に立って戦うことになった。

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